2018年02月14日

<五輪スケート>高木美あと0秒2「うれしい、でも悔




 体を投げ出すようにフィニッシュしてすぐ、高木美帆(日体大助手)は記録を告げる電光掲示板を見つめた。平昌五輪第4日の12日のスピードスケート女子1500メートル。優勝したブスト(オランダ)の下にあるのは、自分の名前。「2番というタイムを見た時はうれしさはあった」。ただ、レース後のリンクを回りながら声援を受けると「もうちょっと行けたんじゃないか」という思いがよぎった。



 最後の400メートルは、苦い記憶との戦いだった。昨年3月の世界選手権(ノルウェー?ハーマル)。1500メートルの同走はブストだった。終盤までリードしながら、フィニッシュ直前でかわされ0秒32差で敗れた。今回は「抜き去られた時の気持ちはぬぐえない」と当時を思い返しながら必死で脚を動かし、失速を抑えた。3組前で滑り終えていたブストには0秒20及ばなかったが、粘って手にした銀メダルは重みがある。



 ワールドカップ(W杯)今季4連勝中の種目だけに、金メダルへの欲は当然あった。ソチ五輪でオランダ勢が表彰台を独占した女子1500メートルの一角を崩したものの、「金を取れなかった」という喪失感も大きかった。「オランダ選手はやっぱり五輪に(調子を)合わせるのがうまい」。技術や筋力は上がったが、大一番で力を発揮する気持ちの強さも必要だと痛感した。



 一方のブストは高木美を念頭に「スプリント力がある日本選手が力を伸ばすのはいいこと」と語った。これで、出場した五輪4大会すべてで金メダルを手にした女王は余裕の雰囲気を漂わせる。ただ、高木美が確実に迫っているのは間違いない。【岩壁峻】





Posted by fgjed@inter7.jp at 11:56│Comments(0)
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